千秋さんの組み立て支援

ガレージキット組立の一般的なところは、書籍・ウエブ上に多くの情報がありますので、そちらを参照ください
ここでは、展示サンプルを組み立てていて、難しいかなと思った所を書きました。
ここで書かれている内容は、自分はこうしたよ〜という事で、良くない、おかしなところもあると思います。
あくまで参考として見てください…

1:全体的なところ

パーツの大小の差が大きいため、折れや紛失の危険のあるパーツは別の小さな箱にいれて管理し、
大雑把に、「髪」「スカート」「小物」「その他」に分ける感じで作業を進めました。

特に髪、スカートは複雑な形状で、かつ重いです。
各パーツの軸打ち、接着を確実にし、塗装後の組み上げ方法・順序のシミュレーションは必ず行ってください。

スカートや胴体の模様はモールドしています。
エナメル系塗料をモールド上に置く感じで塗装しました。
ベースの色をラッカーで塗装後、写経のごとく描きこんでいきます…
焦らずゆっくりとすすめていただければと。
情報量が多いので多少のはみだしやムラは気にならない感じです(汗)

2:髪の毛

髪は先に全部を組み上げると取り回しが悪く破損の危険があったので
一旦各パーツ単位でバリ取り、気泡埋め、磨きをある程度進めてから
くみ上げて一体にしています。

後ろ髪は下図まで組み上げ、顔、胴体、前髪と勘合を取り軸打ちしました。
塗装後に迷いなく顔、胴体、前髪を組み付けきるようにしておきます。

もみあげは顔パーツと干渉していたので、顔を取り付けたあと
胴体との干渉も見つつ、ゴム系接着剤で接着しました


3:スカート

スカート回りの組み上げ、仕上げが難しいです。
塗装も含めて本キットの最難関かもしれません。
各パーツが大き目で形状も複雑なため、パーツ間の勘合をきちんと取り、塗装後に迷いなく
組み上げできるよう、念入りにシミュレーションしてください。

スカート1層目、2層目の組み上げですが
1層目の前側と1層目の後側をいきなり接着するのは避けてください。
(おそらく2層目にはまらなくなります)
1層目の前後パーツそれぞれと2層目で勘合を取って、後はめできることを確認しながら進めます。

まず、1層目の前部と2層目の勘合を取ります。

バリ、湯口を除去し、きっちりはまることを確認します。


次に、1層目の後部と2層目の勘合を取ります。

1層目の前部と後部を軸打ちだけ(接着しない)して、2層目パーツにストレスなくストンと
組み合わさる状態にし、確認できたら前後パーツを接着、隙間をパテで埋めます。
塗装後、組立時に力をかけず組みあがるよう十分すり合わせしてください。



モールドが薄くなったり、消えている箇所はモールドを復活させるか
モールドの復活が難しい場合は描きこみます。
下記のようなパターンをスカートに合わせて変形しモールドしましたので
復活や書き込み時に参照ください
水色の個所はスカート本体より少し暗い赤をラッカーで塗り
その後モールドにエナメル塗料を乗せる感じで塗装しました。


スカートの重量がかなりあります。
隙間ができないよう、胴体、腰帯、スカート、下半身はがっちり接着、軸打ちし
ガタつくところにはエボキシパテを詰めて固めました。

靴の下に組み付ける台座サポート(クリアパーツ)は左右の2つ入っています。
当初は右だけのつもりだったのですが、重量がすごかったので原型出力後
急遽左足分も追加しました。このためダボがありません。
完成後接着するか、台座に固定した後、横から差し込みすることもできます。


4:最後に

キット組み上げ・塗装、かなり難易度が高くなってしまい申し訳ないです。
質問・疑問点などありましたら、説明書のアドレスに連絡ください。
是非がんばって組立してみてください。


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