ガレージキット組立の一般的なところは、書籍・ウエブ上に多くの情報がありますので、そちらを参照ください
ここでは、展示サンプルを組み立てていて、気になったところを箇条書きにしました。
ここで書かれている内容は、自分はこうしたよ～という事で、良くない、おかしなところもあると思います。
あくまで参考として見てください…
１：組立
小さいパーツの破損に注意する以外は、全体的に難しいところはないと思います。
スカートの湯口など、パーツ内側に湯口が回りこみ、除去しずらい所があります。
アートナイフ、彫刻刀を使い少しずつ除去し、紙やすりで整えます。
一度でやろうとせず無理に押し切るようなことは絶対に避け、けがなどしないように注意ください。
スカート2層目にあるフリルの穴ですが、すべて 0.6㎜ドリルを貫通させました。
地道な作業ですが少しずつ進めました。
上記のスカート１層目と同じく、湯口がありますので除去（青いところ）しつつ
フリル外側形状を切り出し（赤い破線）ます。
その後フリル穴を復活させます
腰のチェーンですが、湯口があって基部の形がわかりにくくなっています。
下記画像を参照し成形してください。
胸や腰のチェーンは折らないよう注意しながら、側面にデザインナイフを軽くあててバリを取り、
穴は針ヤスリでこちらも軽く磨きます
胸の飾り周辺ですが、まずチェーン部分をゴム系接着材で止めてから、
他の飾りを接着しました。左胸の飾りは軸打ちして位置決めしました。
ここに限らず、できるだけ塗装前に軸打ちと組み上げ時のシミュレーションはしておき
塗装後、一発でパーツを組み付けられるようにしておいた方が良いです
上のCG上ではチェーンの下にリボンが回りこんでいます。
実際のクリアランスは取れていますが、動きが出てよい感じだったので
外に出しました。リボン根元をゴム系接着剤で止めています。
髪パーツは、画像にある前後の２パーツ状態まで組み上げてから、塗装しました
顔パーツに前後の髪の毛を挟み込み、それを胴体に接続します。
塗装後スムーズに後はめできるよう、首部分の軸打ちの角度を調整しておくと楽です
一か所エラーに気が付きました (ToT)
サンプル作成中、最後の最後で見つけてしまい塗装で押し切りましたが
気になる方は下記のように修正ください。
２：塗装
組立にくらべて、塗装、デカール貼付はかなり難しく作業量も多いです。
展示サンプルですが、下記のように行いました。
今回どうしても時間が取れず、いつも以上に雑になっています。
思ったようにいっていないところも多々ありますので、あくまで参考例として見てください（汗）
自分も要研究な所です。
基本色はMrカラーを使用し、一部ガイアカラーを使用しました
細かいところはタミヤエナメルを使用しています。
肌の赤味はピンクのパステル粉をこすりつけています。
・肌
キャラクターフレッシュ１をベースにキャラクターフレッシュ２と黄橙色を少し。
クールホワイトも混ぜて3階調作成
今回、少し色白を狙いすぎて、何となく冷たい感じになってしまいましたので、
Webに上げたものは、最初にTwitterに公開した状態から、パステルで少し赤味を追加し修正しています。
・ニーソ上部、スカート1層目上方にある三角模様
ブラックにニュートラルグレーの比率を変えて2階調作成
・靴正面、スカートデカール下地、ニーソ横リボン
キャラクターブルー＋クールホワイト の比率を変えて3階調
ニーソ横リボンはデカール貼りは困難と思い作成せず、塗装としました。
（水色のところはラッカー、白ラインはエナメルで）
スカート等のデカールを張る箇所の下地は、2階調目の少し濃い目の水色を塗っています
（後述のデカール貼付解説にあるスカート画像のような感じ）
・ベスト、ベルト
ブラック＋ニュートラルグレー、色の素（マゼンタ）、色の素（シアン） の比率を変えて３階調
ベストのスパンコール（つぶつぶ）は失敗してもふき取りができるので
タミヤエナメルのクロームシルバー＋ブラック、ホワイトの比率を変えて、モールドに乗せています。
調子を見ながら、光が当たるところは明るめのつぶつぶを多めに散らします
・襟、腰後の大きい方のリボン、スカートのタック（奥）
(328)ブルーFS15050 + 色の素（マゼンタ）、色の素（シアン）
クールホワイトを加えて２階調作成
ブラックを加えてさらに暗いのも作ったけど暗すぎて未使用
・金のライン
（ガイアカラー）スターブライトゴールド + スーパーゴールド２
スターブライトゴールドが華やかすぎたので、スーパーゴールド２で少し抑えています
・髪
(c15)暗緑色（中島系）+ 色の素（シアン）＋クールホワイト で3階調作成
少し重すぎたか？もう少し緑よりがよいか？迷う…
・靴紐
編み上げのところはタミヤエナメルのブラック＋ホワイトで。
リボン状のことろはMrカラーで似た色を作成し吹きました。
靴紐を通す穴は、タミヤエナメルのゴールドリーフで。
・スカートのタック（奥）とスパンコール（つぶつぶ）
スカートのタック（奥）は襟に使用した濃い青紫を塗り、
スパンコールはタミヤエナメルのレッド+ブルー+ホワイトの比率を変えたものを乗せました。
銀系+クリアーでやろうとおもっていたのですが、テストする時間が取れず上記方法で行いました。
３：デカール貼付
スカートのデカールは下記の番号のところに貼ります。
数があり慣れてくることも考慮して、失敗しても目立たない後ろ側⑦あたりから貼っていった方がよいと思います。
⑪は帽子、⑮⑯は手首、⑰右腕、⑱左腕 です。
ニーソ横のリボンはデカール貼付が難しいので塗装で対応しました
展示サンプルの仕上げ、雑になってしまい公開するのは恥ずかしい限りですが
うまくできなくても、完成させた方が絶対楽しいので、悪いところも含めて参考にして頂ければと。
落ち着いて作業すればなんとかなると思いますので、是非トライしてみてください。
タックの部分にもデカールを回りこませる必要があります
デカールの反発力がかかり折返しにくい部分はナイフで軽く切り込みを入れ、
細い綿棒で押さえて、折り返し部分に貼り付けます。
綿棒が入らない、きつい折返しには、良い方法とはとても言えませんが、
小さいマイナスドライバーで押し込みました。
どうしてもデカールが跳ね返ってくる場合は、マークソフターを少量塗布して柔らかくしなじませています
マークソフターを使用すると、極端にデカールの強度が落ちるので、最後の最後に使用します。
粘着力が落ちたら、木工用ボンドを水で溶いたものを面倒筆で塗り、貼り付けています。
腕や、背中にある金色のボタン状のものですが
その上からデカールを貼って、マークソフターで柔らかくして形を出し、
全体をクリアーコートした後、エナメル系塗料で塗りました。
４：最後に
特にスカートのデカール貼付。かなり難易度が高くなってしまい申し訳ないです。
パーツ壊した、デカール失敗して足りなくなった、その他質問・疑問点などありましたら、説明書のアドレスに連絡ください。
是非失敗を恐れず、組立してみてください。
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